スパイダーマン2先行レイトショーに行きました

 1を見てから原作に興味を持ち購入を考えたのですが資金面と英語力を考えてみるとやはり買わなくて正解だろうなぁと思います。
 そんな情けない話は置いといて映画本編の感想ですが、アクションの思い切りの良さは前作以上。糸を使った飛行シーンも相変わらずの爽快さです。
 漫画というものは設定が矛盾していても何となく許容してしまうものですが、ある種のリアルさが常に介在している映画の中にその矛盾を持ち込むと、それは途端に矛盾として認識されてしまうものなのだなぁという事を良く考えるのですが、この作品は見事に「漫画っぽい映画」という物を作れていて素晴らしいと思います。映画っぽさと漫画っぽさのメリハリをつけて、それでいて動く映像の利点をきっちり拾ってくれてます。
 大まかな流れとしては、主人公の苦悩を描いた1に引き続き、ヒーローとしての『大いなる責任』に苦悩しながらも、やがて人々が自分を支えてくれている事実を身をもって実感し、自分の行為が単なる自己犠牲に終わらない事を知り、ヒーローとして成長する主人公の姿が描かれています。結構オススメですので、時間に余裕のある方は是非見に行ってはいかがでしょうか。本公開は7/10(土)。